仕上げの違い

同じ革でも仕上げの違いによって呼び方が異なります。そして使用目的も変わってくるので、興味のある方はぜひご一読ください。

・スウェード

言葉の由来はスウェーデンから来ています。スウェーデンで考案された技法がフランスで大流行し、その技法のことをもじって「スウェード」と呼ばれるようになったそうです。

具体的には革の内側をサンドペーパーなどで起毛させる技法を指します。これをバフがけ(ヤスリがけ)といい、独特の光沢感やあたたかみがあるのが特徴。毛足が短くて柔らかいものほど高級品とされます。

・ベロア

ベロアはフランス語でベルベットを意味します。和名では天鵞縱(てんがじゅう)と呼ばれ、柔らかで上品な手触り、深い光沢が特徴。

スウェードと異なるのは起毛が荒く、毛足が長いこと。主に家具などに用いられてましたが、70年代にトラックスーツやスポーツウェアなどに用いられてことにより着心地のいいファッションアイテムとしても定着しました。

・ヌバック

主に牛革をバフがけした革のことを指し、こちらも起毛を施しています。スウェードよりも高級品として用いられ、エイジング(経年変化)が非常にカッコよく仕上がると言われています。そのため財布にはヌバック革が多く、日々使っているうちに表情が変わっていくんですね。

耐磨耗性に優れている一方で、日光や油汚れに弱いため、防水スプレーで品質維持をすることを忘れないようにしましょう。

・サドルレザー

植物タンニンを施した厚めの革で、他と比べるとカチっとした硬さが特徴。馬の鞍(騎乗する際に馬の背に置く馬具)に使用されていて歴史があり、サドルレザーと呼ばれるようになった、と言われています。

・オイルレザー

タンニンなめしを施す際に、大量のオイルを染み込ませた革のことを指します。オイルを染み込ませることによって、上品な光沢としっとりとした触り心地が生まれるのがポイント。

最大の特徴は使い込むにつれてツヤが増していくことでしょう。よく「革を育てる」という表現を耳にしますが、これに最も適しているのがオイルレザーです。

革は引っかき傷が目立ってしまうことがあるものの、オイルレザーは少々の傷であれば、指でこするとオイルが溶け出し、傷を目立たなくする性能も兼ね備えています。

新品が一番カッコイイ状態ではなく、使い込むほどに渋みが増すのは革製品の醍醐味と言えるでしょう。

・床革

ミサンガチャレンジで用いられているのが床革です。本来は捨てられることが多い野菜で言う剥いた皮みたいなものであり、本革に強度は劣るものの、経年変化も見られます。

anshareでは試作品に用いられることが主であり、基本的には店頭に床革の商品が並ぶことはありません。

スタッフが使用する運搬用のバッグなど床革を使用して製作しています。

 

 

このように革には仕上げ方法によって呼称が異なります。まだまだたくさん種類も呼び方もありますので、今後ご紹介していきたいと思います。