使用している革について
お財布やキーケース等の小物に使用している革
名 称:『AMAZZONIA / アマゾニア』
製 造:La Perla Azzurra / ラ・ペルラ・アッズーラ(イタリア)
鞣 し:植物タンニン鞣し(バケッタ製法)
染 色:染料仕上げ、芯通し染め
仕上げ:シュリンク加工、プルアップ加工
イタリアはサンタクローチェ地方にあるLa Perla Azzurra社が製造する、プルアップが特徴のショルダー革です。
シュリンク加工でシボのある革にワックスを乗せてから、裏処理加工の際のプレスをすることで、薄っすらシボがあるような銀面が特徴。
存在感のある奥深さと上品な雰囲気を併せ持った表情は、世代を問わず愛されています。
植物タンニン鞣しで染料仕上げ、そしてバケッタ製法により油分がしっかり入った革なので、使い込むほどに味わい深い色に変化し、自然な艶が出てきます。経年変化を存分に愉しんでいただける革です。
アマゾニア:camel 新品と2年半使用の違い
プルアップレザーとは
じっくりとオイルに漬け込み、数時間かけてドラム加工をし、
深くまでオイルを浸透させる加工を施した革のこと。
革を曲げたり引っ張ったりした時に
中のオイルが繊維内を移動して革表面の色合いが変わります。
折り曲げた箇所の色合いが変化している様子
時間をかけてオイルを染み込ませているのでしっとりとしていて、使い込むほどに柔らかく手に馴染み、
深まる色あいや艶が増していく経年変化もとても魅力です。
多量のオイルが含まれているので、
日頃のお手入れは簡単なブラッシング程度でOK。
バッグ等で使用している革
名 称:『CHROMEXCEL / クロムエクセル』
製 造:Horween / ホーウィン(アメリカ)
鞣 し:コンビ鞣し
染 色:染料仕上げ、丘染め(茶芯)
仕上げ:プルアップ
クロムエクセルで製作したバッグ→ チューリップ
アメリカはシカゴにある1905年創業のHorween社が製造する牛革です。
90年以上変わらぬ製法で、オリジナルにブレンドされた油脂を時間をかけて浸透させた革なので、もっちりとしていて重く、その分堅牢な革に仕上がっています。
また、たっぷり含んだ油脂成分により、プルアップによる色化けを愉しんでいただけるのもこの革の魅力のひとつです。(※ブラックは色化けしません)
革の表面のみの染色(=下地染色をしていない)の”丘染め”なので、「茶芯レザー」としても認知されています。